法人概要

法人設立年月日平成17年3月31日
代表者理事長 政森博光
役員体制理事 6名
 田澤 明
 須﨑 隆一
 政森 清美
 吉良 孝一
 畑中 恵美
評議員 7名
 松井 てつ子
 平井 正
 倉町 昌之
 吉村 哲也
 角野 美喜
 岩井 とき恵
 山田 義昭
監事 2名
 牛嶌 亮
 井上 孝彦

定款

社会福祉法人Withの定款はこちら

決算報告

財務諸表等電子開示システム - 厚生労働省 社会福祉法人の現状報告書 参照


Withの歴史

平成5年12月4日に在宅のしょうがい者の人達の集える場所作りをと思い喫茶店形式の店をオープンしました。

当時、市内にはこんな形式の作業所はなく、今ある支援センターもなく
在宅の人達の集える場所は通院先の病院ぐらいしかなかった様に記憶しています。

内職作業に追われ、高くない作業工賃と快適と言える環境ではない作業所で
在宅の障害者の方達が社会復帰のためにという周囲の声に励まされ、
そう信じてがんばっておられた時代でした。

もっと良い環境で、

  • 自分のペースで仕事が出来て、
  • 地域の人と普通に触れ合えて、
  • 働く事以外でも集まれて自由に話せるところ

をイメージして、当時、関わりのある当事者と作り上げたのが今のWithです。

当時は従来の作業所の枠にはまらないことが多く
補助金の対象にならない平成9年まではスタッフはもちろん
メンバーもほとんど無給に近い状態でした。

財政難の問題とは裏腹に、メンバーは少しずつ増えて
喫茶以外に何かする事がないかということになり
昼食作りを女性メンバー中心に始めました。

メニューも買い物も徐々にメンバーが中心となって出来るようになり
障害を持つ方や夏に食事がとりづらい単身の方などに宅配もできるようになりました。
又、お客さんの中には、おいしい天然水が高槻の山手の方で出るからと
毎日、水の提供をしてくれる方がおられたり、
ご近所のおばさんが開所時より毎日モーニングを注文され
何かとメンバーに差し入れしてくださったりで
地域の中で何とかやっていけるという手応えを感じられるようになりました。

経済的には、ひっ迫した時期が約4年続き、
これでは継続、発展は困難とみんなと協議して
作業所として認めてもらえる体制作りをし
平成10年4月に小規模作業所としての補助金が認められました。
できるだけ今までの雰囲気を壊すことなく当事者主体の運営でということを基本に
高槻市の暖かいご指導のもとランクアップもスムーズにできるようになりました。
それに伴ってふれあい広場などのバザーへの参加の機会も増え、
レクレーションも遠出や宿泊も可能になり、
スタッフも増え、府の授産事業の支援で派遣して頂いた方の指導のもとに
メンバー・スタッフともパンとクッキーの製造も始めました。

バザーだけではなく病院や診療所などのお得意様への配達もできるようになり
メンバーも少し忙しくなりました。
 
10年目にやっと何とか地味ではあるけれど格好がついてきたかなと思ってた矢先に
国の施策で小規模作業所は法人化を目指さないと先がないようなことになり
その是非はともかくWithもみんなで勉強会を開き
総会でも協議し法人化をめざすことになりました。

法人化に必要な資金を皆で、こつこつ基金として貯めて体制も整備し
平成17年3月末、やっと法人化にこぎつけました。

現在は障害者総合支援法に基づく就労継続支援B型の事業所として
喫茶Withの運営とクッキーやパンの販売を中心に活動しています。
メンバーは約20名が自分の働くペースを考えながら、
それぞれの目標に向かってマイペースで働いています。

これからも地域の人々と共にメンバーや支援してくれる人々が、
ほっとできる空間を作って行こうと関係者一同願っております。